フランス語四週間

フランス語四週間の詳細

伝統的な文法訳読式の参考書です。構成としては、各課の最初に文法の説明。、その後に練習問題（動詞の活用や和文仏訳等）、最後に「訳読」という短文（後半はまとまった文章及び会話文）を訳す問題があり、一週間分ごとに新出語句のまとめ、という構成。文法と語彙を並行して学ぶことができるのは、評価できる点。ですが、学習事項の構成に少々難あり。不規則動詞を最後の課でまとめている点などは、不規則動詞が学習初期に頻出すると、学習が挫折しがちになるので、それを防ぐという点で評価できなくもないのですが、個人的には徐々に不規則変化に慣らした方が良いと考えるのでマイナス評価。また、動詞活用表が使いづらいのもマイナス評価ですね。ラテン語、ギリシャ語は良い作りの語学四週間シリーズですが、現代語では古さもあって、薦めにくい参考書になっているのかもしれません。